最良の時期にニシンを漁獲
ニシンは遠海魚であり、回遊しながら一生を過ごします。特定の餌と産卵場を求めて、年間を通じて移動しています。成長するために新たな水域にも移動します。従って、いつ、どこでニシンを獲るかで、味に大きな違いが出るのです。群れがノルウェーの沿岸を通る頃になると、魚体は大きく、脂がのり、旨みも豊かになっていています。この状態を漁獲時期のベストシーズンと呼んでいます。
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最良の時期にニシンを漁獲
ニシンは遠海魚であり、回遊しながら一生を過ごします。特定の餌と産卵場を求めて、年間を通じて移動しています。成長するために新たな水域にも移動します。従って、いつ、どこでニシンを獲るかで、味に大きな違いが出るのです。群れがノルウェーの沿岸を通る頃になると、魚体は大きく、脂がのり、旨みも豊かになっていています。この状態を漁獲時期のベストシーズンと呼んでいます。


どこにいるかを知っていること
ニシンが最もおいしいのは、脂肪分が最高の時です。脂肪分は年間で10%から25%まで変化しますから、正しい時に正しい場所で漁獲するのがとても重要なのです。またどのタイプのニシンを探しているかによって、場所も時期も異なります。
北海ニシンは8月から1月の間にドッジャー・バンクで産卵します。ノルウェー春産卵ニシンは2月から3月にかけて産卵し、秋が最高になります。一方、北海ニシンの最良の漁期はノルウェー沿岸にやってくる夏です。
ノルウェー春産卵ニシン


北海ニシン


ニシンは季節性であり、オランダでは「maatjes(マーチェス)」の到来を祭りで祝います。その年最初の漁獲を女王様に献上するほどです。
漁業の伝統
ノルウェー人は何世紀にもわたってニシン漁をしてきましたので、その工程が芸術の域に達していても不思議ではありません。最新の電子式ソナーを使い魚の位置を特定すると、熟練した漁師たちがこれを捕獲する作業に入ります。最もよく使われている方法が巾着網漁法です。大きな網で円を描くようにセットし、魚を群れごと囲い込みます。ワイヤーを引くと巾着が締まり、開口部が下がります。こうすると、漁師が魚を船に引き上げやすくなるのです。
私たちの漁船団は最新技術のすべてを装備しており、獲れた魚は数分のうちに摂氏0度に冷却されます。2019年にノルウェーは、155,255メトリックトンのニシンを輸出し、大西洋ニシンの最大の輸出国となりました。いろいろと人気の高いノルウェー産ニシンの製品のうち、最大の輸出量を誇るのが冷凍のホール(全体)、フィレ(切り身)やフラップ、それにマリネです。
ニシンがどのようにして世界中に行き渡っているかについては、専用の マーケットのページ をご参照ください。
ノルウェーの良質なニシンについてもっと学ぶ
私たちは、自身の品質と安全基準の高さに誇りを持っています。ノルウェー産ニシンが世界に好まれる食材であるために、私たちがとっている手順についてもっと学びましょう。